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人気ランキング : 9634位
定価 : ¥ 693
販売元 : PHP研究所
発売日 : 2000-04 |
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永遠に残る本 |
本当に頭が良く、優しい方でないと書けない本だと思います。私は泉基樹氏の「精神科医がうつ病になった」と言う本を読み、うつ病について知りたくなり、様々な本を読みあさるようになりました。その中でたどり着いたのがこの本です。結論としては、感覚的に訴えかけてくる泉氏の本とこの本の知識を合わせればうつ病についてより深い理解が得られると感じました。
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現代日本の「うつ」の大家による「うつ」入門書 |
この本の著者大野裕慶應大学医学部教授が、我がニッポンのロイヤル・プリンセスの主治医でいらっしゃるという事をご存知の方も多いと思います。現在、妃殿下は病気療養中でいらっしゃいますが、是非お大事になさって、一日も早く御本復なさって頂きたいと心から願います。
「うつ」は単なる気分が滅入る、落ち込む。という単純な暗い気持ちの変化ではありません。この病気の経験者ならわかりますが、その状態に陥った時代の自分に関しては殆ど記憶がないぐらい自分以外が目に入らなくなります。つまり、自分の外で起きている社会現象、対人関係、そして仕事、家庭全てが自分の敵になる。どんな刺激もマイナスな刺激となって自己の感情を圧迫する。世界は自分にとって、ただ苦しみを増やす原因にしかならないので、極力自分を外の世界から切り離そうと必死になる。従って、世間で何が起きているか全くわからない。興味もない。そしてただ自分の心とアタマの中で生きる事になる。そしてあとになってみると、その時期何をしていたのか記憶というものさえ残っていない。ただ苦しい。悲しい。死んだ方がマシだと思い続けて何ヶ月も何年も過ごす。そういう病気です。
現代人は孤独なので、こういう感情の病気にかかりやすいと思います。著者は実にバランスのとれた考えの方で、病気を心身両面から治療する事を薦めています。薬ばかりでなく、認知療法という知的リハビリの方法もあることを知る良い手がかりになります。新書という体裁が実に手に取り易く、文章もシンプルでわかりやすい。いいお医者にかかった気になる本です。だだご本人の診察を受けるのは、なかなか難しいらしいです。「うつ」の初心者必読の本。
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「うつ」について知りたい方に最初にお薦めする本 |
淡々とした文章である。いい意味や悪い意味での癖もない。過不足なく落ち着いた表現であることで読ませるし、分かり易さにつながっている。
前半からでも、後半からでも、あるいは興味を惹かれる箇所からでも読み始められる。
知識として得ること以外に、「うつ病になりやすい人間関係」「人づきあいが楽になるヒント」で気づきが得られました。
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優しい配慮 |
この本では、前半ではうつ病が病理学的にどのようなものかということが述べられ、後半ではその具体的な治療法が心理的、薬物、社会的な側面からそれぞれ述べられている。そして、著者ははじめから最後まで読むのが億劫になっているわれわれ患者に、温かいメッセージを与えてくれる。
「うつの人と言うのは、几帳面できまじめな人が多いといわれているので、初めからすべて読まなければ気がすまないと言うふうに考えてしまいがちですが、それはかえって逆効果です。ですから、後半だけを読んで、療養法を知った後に、余裕が出てきたら前半を読んでください」
ある意味目からうろこものであった。著者はうつの心理状態をよく理解している。そういうふうに思った。医師でも精神科見習いのような医師は、ここまでうつ病患者の配慮はできないのではないだろうか。そうして私も例に漏れず、はじめは一番前からすべてを読むつもりであったのだが、著者が言うように、後半だけをまずは読むことにしようと思った。
このほかにも、文章の一つ一つに著者の優しい配慮が見え隠れしている。著者は多くの医者がなりがちな高慢な態度になることは決してなく、同等の視線で患者に接してくれる数少ないお医者さんだ、そう思った。救いを求めているうつ病患者の人にも、うつについての体系的な知識を得たいという人にも役に立つ本だといえるだろう。
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うつについて学ぶための最適の入門書 |
精神科医の方が書かれた本にしては、あまり偏った記述がなく、かつ読みやすい良書です。薬物療法だけでなく、心理的治療・社会的治療にも触れています。個人的には、ライフサイエンス分野でメンタルヘルスをビジネスとして扱う身として、すごく勉強になりました。